お疲れ様です。
ぼんちゃん(@bonchan0433)です。
本日も確実に身に付く!メモ術大全のお時間です。
第4回となる今回は『メモを取る時の心構え』について。メモを取るのに心構えも何もないだろう、とお考えの方も多いかと思いますが、僕も習慣化するまでは軽視していた部分です。
今回の記事を読む事で、知らず知らずのうちに自分で勝手に高い壁を作っていたと感じる部分が見つかります。是非最後まで読んで、メモに対する意識が変わる瞬間を感じてほしいです。
それでは、参りましょう。
メモを読むのは他人
まず、一つ目のポイントは『メモを読むのは他人』という点です。

・自分で書いたメモを他人に見せるのか・・・?嫌だなぁ・・・
・メモを取るのって、自分で見返すためのものじゃないの?
『メモを読むのは他人』と聞くと、こんな事を考えてしまうかもしれません。
誤解がないようにお伝えしておきますが、メモを見返すのは他でもないあなた自身です。では、他人とはどういう意味か?
結論、『メモを見返すのはその日の事を鮮明に覚えていないあなた』という事です。
例えば会議の内容をメモしたとします。数日経ってメモを見返したときに 内容が理解できず、同席していた人に質問するようなシチュエーションを たまに見かけます。
同じような頻度で、教えてもらった内容を確認するためにメモを取ったのはいいけど 読み返しても分からないところがちらほらと出てくる。
そんな経験ありませんか?
メモを取る時に覚えておかなければいけないのが、『メモを見返したときには書いてあることについてあなたは全く覚えていない状態からスタートする』という事。何も知らない状態からメモを見る、という意味で他人という言葉を選んでいます。
他人が見る、と考えると書く内容、書き方、表現の仕方、例えば文字の方が分かりやすいのか?図で表現したほうがいいのか?といったメモの書き方のベースに関わってきます。
そういう意味で、心構えとして覚えておきたいところ。
抑えておきたい7つの『ない』
2つ目のポイントは『7つのない』を抑えましょう。
7つもあるのか、と感じたかもしれませんが、心配ご無用。ここで挙げる7つは『メモを取る時に無意識に作っているイメージ』であり、そこまで意識する必要がないよ、という事をお伝えしたいのです。
それでは、ここから掘り下げて解説していきましょう。
早く書く必要がない
まずはメモを取るにあたり、早く書く必要がありません。
もちろん、早く書けるならそれに越したことはありませんが、最初からそれを求めてはいけない、ということです。早く書こうとすると、肝心の内容が伴ってこない事が多く、こんなはずではなかった、と挫折してしまう事にもなります。
正しいメモの形を身に付けて、徐々に早くなって良ければ自信を持ちつつ、経験を積むことが出来ます。
省略する必要がない
次にメモを取るにあたり、省略して記入する必要がありません。省略してメモを取ってしまうと、後で見返したときに内容が正確に確認できなくなるからです。それでは、メモを取った意味がありませんし、冒頭で紹介した『メモを見るのは他人』という考え方と真逆の行動になってしまいます。
それでは定着したとしてもその後の成果が見込めなくなってしまいます。
記号や略称を使う必要がない
次にメモを取るにあたり、記号や略称を使う必要はありません。これは先程紹介した 省略する必要がないの項でも説明しましたが、書く内容を減らす事は時間短縮にこそ繋がります。ですが、あとから見返したときにどんな内容だったかを思い出せない何てことになりかねません。
繰り返しになりますが、まずは正しい形を身に付ける。 その後でスピードや省略した書き方へ昇華させていきましょう。
色分けをする必要がない
次は色分けをする必要がない。
これもシンプルな話なのですが、メモ用紙の色や ペンの色を切り替える事も可能です。
ですが、それはメモ用紙やペンを複数本持ち歩かなければならず、書き残し、書き漏れを引き起こす可能性が高いです。 第2回でも触れましたが、そうであれば黒一色でまとめて図解する方が分かりやすくて綺麗。
まずは黒一色で書き慣れておいた方が効率よくメモ書きが出来るようになります。
日付や時刻を気にする必要がない
メモを取る時に日付や時刻を気にする必要はありません。

とはいっても、メモ帳とか手帳に日付を書くところが
上の方に設けられているじゃないか! 無視しろというのか?
と感じた方もいるでしょう。もちろん、無視してしまって構いません。
というのも、日付や時間よりも最初のうちは内容の方が重要です。内容をしっかり書いていく過程で『あれ、これいつの話だっけ・・・?』と気になったら次回メモを取る時に気を付ければ良いのです。
『メモ帳を開いたら日付と時間を真っ先に書く』とメモ帳に書き込んで、刷り込んでいきましょう。
1枚1件にこだわる必要がない
メモを取るにあたり、メモ用紙1枚につき、1件をまとめ切る必要はありません。
メモ帳や手帳の1ページにスッキリまとまっていると、とても気持ちいいですよね。
ですが、それは『これからメモを習慣づけたい』という人には、かなりハードルの高い状態だと思います。さながら、登山初心者がエベレスト登頂を目指すようなもの。
前田裕二さんが書かれたメモの魔力でも、ノートを見開きで使うなど、1件に使えるスペースは広く使った方が思考の過程を整理できると解説しています。
それならば、手帳の最初のページにざっくりした使い方を箇条書きにして、次のページから見開きで使い始める、という運用方法の方が現実的です。はみ出したり、次のページにまたいだとしても、 次の件についてメモを取る場合はページを送ってまた見開きで使う。なんなら見開き2ページにまとめる、でもOKです。
1ページに収め切ろうとすると書き漏れや追記ができず、ストレスに感じてしまいます。 結果、習慣化に失敗しやすいのです。
以上の事から、一枚一件にこだわる必要はありません。
メモ魔の社長で知られる前田裕二さんの書かれたメモの魔力についての詳しい解説はこちらから。
心構えに囚われる必要がない
ここまで6つの心構えを紹介してきましたが、最後の心構えは見出しにもありますように、これらの心構えにこだわる必要がありません。
どうして気にする必要がないかというと、メモの運用に関わるルールが多く、 守らなければならないと考えてしまう。するとどうでしょう。あれもだめ、これもだめ、とがんじがらめになってしまい、メモを取る習慣が定着しにくくなります。それでは本末転倒。
なので心構え=『あなたがやらなければならない』と感じている思い込みを解除する鍵、という認識を持って頂ければ問題ありません。『気にする必要がないんだ』と。
慣れてくれば、いつの情報だったか気になって日付や時間を書いたりするでしょう。ですが、それは『メモを取る事が習慣化されてスラスラと書けるようになっているから』できるのです。
今はまだその時ではありません。以上の事からここまでご紹介した心構えに囚われる必要はないのです。
日付を書かなかったから、メモが一枚に収まりきらなかったから、という理由で メモを取る習慣を手放すのはあまりにももったいないです。まずは気楽に書く習慣をつける事が最優先です。綺麗に、とか見やすく、というのは繰り返し書きながら試行錯誤の上でたどり着くものです。肩の力を抜いていきましょう。
次回から実際の練習に移っていきましょう。
それではまた次回。
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