メモや手帳、ノート術に関する本がたくさん出版されている昨今。
そのどれもベストセラーを記録しています。ところが、売れているにも関わらず、身の回りに実践している人が少ないように感じませんか?
また、本を読んでいざ実践してみたところ、うまく運用できなくて挫折してしまった経験はないでしょうか?
どうも、ぼんちゃん(@bonchan0433)です。
僕のブログでもメモを取る事の重要性を主張してきましたが、実践できるようになるまでかなりの時間を要しました。
そこで、『確実に身につく!メモ術大全』と題しまして、準備から実践、応用に至るまでを解説していきます。
とはいえ、ボリュームが相当量になるかと思われますので、全10回に分けてお伝えしていきます。第1回は『どうして本を読んでもメモ書きが定着しないのか?』にフォーカスして解説していきます。
どうして続かないのか?メモ書き
そもそもどうしてメモや手帳に関する運用法に関する本を読んでも続かないのでしょうか?
これには明確な理由が一つあります。
それは『本の内容と僕たちが求めている情報のミスマッチ』です。それ故に、僕の結論としては『メモを取るのにも練習が必要』という事です。
メモの書き方や運用方法が書かれている本には『ある共通点』があり、絶妙に僕たちの知りたい事に答え切っていないものが多数見受けられます。
もちろん、本の内容を実践して成功を収めてきた方ばかりですから方法が間違っていると主張するつもりはありません。事実、僕が読んできた本はどれも有用性が高いと感じています。では、僕が本に見出した共通点について話していきます。
メモ本に見出した共通点
では僕が本から見出した共通点とはどんな事なのか?
それは『実践でどう使うのか?』と『基本書いて覚えなさい』の2点です。 それでは具体的に解説していきましょう。
実践でどう使うか?
メモはもちろん教えてもらった事を記録したり、思いついたアイデアを形にするために取るものです。メモを取る目的は人それぞれですが大きく『記録の為』と『知的生産の為』の2つに大別されます。
この辺の話は前田裕二さんのメモの魔力で触れられています。こちらの本でも実際にどう使うか?どんな意識をもって書くのか?という運用方法に加えて、前田さんご自身の成功や失敗に関する体験が書かれています。
ところが、詳しくは後述しますが、僕たちが知りたいのは『厳密には書き方ではない』のです。それ故に『本で書いてある通りに実践しても何がどううまくいかないのか?』という課題がイメージしにくいのです。
結果、定着する前に『自分なりの本書のやり方を実践したらうまくいかなかった』という失敗体験が強烈に印象に残ってしまうのです。
基本書いて覚えなさい
これはある種当たり前の話ではありますが、本を読んだだけで上手くメモが取れるわけではありません。経験を積んで上手になっていく必要があります。
ところが、読者は『この本を実践すれば同じとは言わずとも、大なり小なり成功体験をすぐに得られる』という淡い期待を抱いて本を読み、実践するのです。
しかし、残念ながら現実はそう甘くありません。話し手の話すスピードや要点を抑えて同じクオリティでメモを取る難しさを痛感します。
実際に書いたメモを見直しても上手にできているイメージがわかない。どのくらいやれば同じレベルにたどり着くのか?近しい成功体験を得られるのか?という期待感が薄れていくのです。
結果、失敗体験が先行してなかなか継続しようというモチベーションに繋がっていかないのです。以上2点の理由から『本を読んでも身についた実感が湧かない、継続できない』という冒頭の話に繋がっていくのです。
知りたいのはどう慣れていくのか?
僕は冒頭で『僕たちが求めている情報がミスマッチを起こしている』とお話ししました。
また、前章でも『厳密には書き方を知りたいのではない』とも話しました。
実際に本を読んで何を知りたいのでしょうか?
『メモを取る、という普段やる習慣のない行為にどうやって慣れていくのか?』という点を僕たちは知りたいのです。
僕のブログで紹介している前田裕二さんや赤羽雄二さんも最初からうまくいったわけではなく試行錯誤の末に今のメモにたどり着きました。それ故に完成されたメモの形を提唱し、それを最初から実践しましょう、と主張できるのです。
ご自身には『これでうまくいきました』という成功体験がありますから。
でも僕たちが知りたい本質はそこではない。
『やってみたらめちゃくちゃ難しいし、成長している実感が全くわかない』という事実。実際に知りたいのはメモや手帳を書く、という新しいチャレンジを定着、成功まで昇華させるためのプロセス。それでは成果を出すまでにモチベーションが続かず、挫折してしまうでしょう。
あまりメモに関する本では語られていませんが、大事なのは『メモの基本を抑える事。加えて、基本を抑えて練習する事』の2つを繰り返すのが最短ルートだと僕は考えます。
メモの基本を抑える
どんな物事にも基本的なことがあります。
野球を例に挙げると、キャッチボールや素振りが基本になります。
メモにおける基本とは、『メモが取れない理由』、『ツールについて』、『心構えについて』の3点になります。
次回は『メモが取れない理由』について解説していきます。メモを有効活用できずに悩んでいたあなた。今回の連載を通して習慣化に役立ちますのでぜひ最後までお付き合いください。
それではまた次回。
■確実に身に付く!メモ術大全■
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