【実行力爆増!】先延ばしにしがちな人の特徴&思考と解決法※成功体験アリ

実行力

 

今は忙しいから、後でやろう。

やる気が出ないから、そのうちやるつもりでいた。

 

そう思って、数日。期限が迫って、バタバタと対応することになって苦労した経験はありませんか?

実は、先延ばしにするクセは『技術的に改善可能』なんです。

 

仕事がデキる奴が特別なノウハウを持っているわけではなく、誰でも習得可能なスキル。

にわかには信じられませんが、僕が身をもって成功体験を得ていますので間違いありません。

具体的な体験は以下の通り。

ぼんちゃんの成功体験

・スケジュール管理の重要性に気づけた

・先延ばしにして上司から叱られる事がなくなった

・期限のある業務に対してスピーディーに対応できるようになった

・決めたことをやりきることで、自信につながった

 

これは、僕が特別な訓練をしたから身につけられたことではありません。

先延ばしグセが気になるあなたも、身に付けることが出来るスキルなんです。

 

ぜひ、あなたも実践して成功体験を手に入れてみませんか?

僕がこの成功体験を得たきっかけとなる一冊がこちら。

 

参考書籍

 

 

 

 

後回しにしない技術 | イ・ミンギュ

 

韓国で20万部を超えるベストセラーになった一冊。こちらの内容に触れつつ、実際の行動例について解説していきます。

 

それでは、いきましょうか。

 

結論:成果は力量×実行力で決まる!

 

先に結論からお伝えしますが、成果は力量×実行力で決まります。

同じ部署の同僚と自分で営業成績に開きが出る、同級生のあいつは成績がトップクラス。

成果を上げている周囲の人を見つけては、こう思っていませんか?

 

・あいつには才能があるんだ。自分には恵まれた才能なんてない・・・

・自分とあいつは出来が違うんだから、努力すること自体ムダなんじゃないか・・・

・なんてあいつは凄いんだ。自分なんて何も成果を上げられていない・・・

 

そう考えるのは、まだ早いですよ。

結論でもお伝えしたように、『成果=力量×実行力』で決まります。現状のあなたの実行力を5だとして、10になったらどうでしょう?

力量を5と固定して考えた場合、成果は25から50となり、2倍の成果を手に入れることが出来るのです。

 

成果を上げている人は、何をやっているのでしょうか?

それは『実行して得た経験から、さらに高いレベルの実行へ昇華』させているから得られる成果が大きくなっているのです。

 

簡単に言うと、『やると決めたことをやって、続けている』からうまくいっているのです。

 

そんなことは分かってる!

でも先延ばしにするクセが治らないんだ・・・

 

ご安心ください。実行力は才能ではなく、技術と定義されており、誰でも体得可能なスキルセットです。

実行力は本書で決意、実行、維持の3ステップで習得できると断言。

この記事では、決意という段階に的を絞ります。

 

決意偏として、メンタルや準備部分の傾向を以下の3つのテーマで解説します。

1.行動できる人の特徴

2.スケジューリングの秘訣

3.やるべき理由の追求

 

それでは、早速解説していきましょう。

 

行動できる人の特徴

 

冒頭で挙げた成果を上げている人は具体的にどんなことをやっているのか?どんな特徴があるのか?を考えてみましょう。

 

手っ取り早く成果を上げるコツは、『うまくいっている人のやり方をマネしてみる』事です。

まずは、成果を上げている人を良く観察してみましょう。観察すると、以下の特徴がある事が分かります。

ここで挙げた内容に、あなたの周りにいる『すぐ行動している人の特徴』を加えてみてください。

 

行動できる人の特徴

・やるべき事が整理されている

・期限、優先順位がはっきりしている

・解決させるべき問題をきちんと理解している

・自分がやるべき事だと『自分ごと化』している

・うまくいかなかったとき、どうするか?がイメージされている

 

こんなところでしょうか?

 

例えば、先ほどテストの成績の話をしましたが、『成績を上げよう!』と決意するところまでは大変すばらしい。

ですが、どの教科もやみくもに勉強したところで学年順位は変わらないでしょう。周りも同じように勉強しているのですから。

 

特徴の中でも特に重要視するべきは、現在地を知るという事と、1コマ単位の行動レベルがハッキリしている事です。

 

現在地を知る、と聞くとピンと来ないかもしれませんね。

 

『現状の把握』と言葉を変えるとどうでしょう?テストの成績であなたが勉強しなければいけない教科が見えてくると思います。

90点取れている英語の点数を上げるより、60点しか取れていない数学の点数を上げる方が、楽にテストの点数が上積みできそうですよね。

この現状の把握をきちんとやっていれば、やみくもに勉強したけど、思ったほど成績が上がらないみたいな『エネルギーの浪費』を避けることが出来ます。

それどころか、『勉強した結果がテストの点数に反映されて学年順位も大きく上がった!』という成功体験になるでしょう。

 

現在地が分からないと、ゴールに対してどのように向かっていけばいいのかが分かりません。

つまり、『どう行動したらいいか分からない状態』というわけです。

 

例えるなら、『日本一周してきなさい、という指示に対して、歩いて始めようとする』ようなもの。

ちなみに徒歩で日本一周しようとすると約3年。車で移動すると約70日。

この差はあまりにも大きく、非効率的すぎますよね。

 

現状の把握のステップは以下の通り。

 

現状を把握するステップ

①ゴールを設定する(いつ、何を、どのように)

②設定したゴールに到達するために必要なことを書き出す

③一番伸びしろが大きい部分をピックアップする

④今、この瞬間にできることを1つやってみる

 

④のステップを通ることで、漠然と全部勉強する、ではなく、目の前のやるべき事を1つに絞って行動できるようになりますよね。

全体の勉強量を見ると、やる気なんておきません。まずは1つ、始めてみましょう。

 

テストの点数を上げることを例題に進めてみましょう。

 

現状の把握を実際にやってみた

①1学期の期末テストでは120人中60位だったので、2学期の期末テストは、40位まで上げる!

②国語:60点 / 数学 42点 / 社会 53点 / 理科 58点 / 英語 90点 

③テストを見返すと、数学の計算問題でケアレスミスが多い

④1日10問、計算問題を解く。目指せ全問正解!

 

いかがですか?もちろん、これはほんの一例にすぎません。

取り組む課題が数値化されていない事もあります。ですが、基本的な考え方は一緒。

あなたが目指すゴールがどこで、今どんな状態なのか?行動を始めるのはそこからでも、全然遅くありません。

 

スケジューリングの秘訣

 

次に、スケジューリングの秘訣について。

行動できる人は『スケジュールの立て方がうまい』ので、締め切りに余裕を持った行動ができるのです。

では、そのスケジューリングの秘訣をお教えしましょう。

 

それは、『逆算して考える』という点です。

 

そんなの、他の人も似たようなこと言ってるけど

本当にそれだけでうまくいくの?

 

はい、うまくいきます。めっちゃ重要です。

 

先程のテストの話でいくと、2学期の期末テストという部分ですね。

だいたいの人が目標やゴールを設定した後、こう実行します。

 

『とりあえず、年内で達成できればいいや』

『毎年目標を立てなきゃいけないから、とりあえず書いとこう』

『目標は○○だから、今はとりあえずこれをやろう』

 

これでは、前の項で触れた『エネルギーのムダ使い』どころか、ゴールに到達できないという事すら起こりえます。それでは目標やゴールを設定した意味がありません。

 

そこで役に立つのが、『逆算してスケジュールを組む』というやり方です。

具体的なやり方は以下の通り。

 

逆算スケジュールの組み方

①ゴールと期限を決める

②期限の間に小目標と達成期限を設ける

③最初にやることを1つ決めて行動に移す

 

いざ、文字にしてみるとめっちゃシンプルですが、その効果は絶大です。

逆算スケジュールの効果を身をもって体験しました。

ぼんちゃんの体験談

 

僕の職場では、定期的に5S3T活動として、整理整頓に力を入れよう!という取り組みが組織全体で起きます。

2週間で指定場所の整理整頓を進めなさい!のようにミッションが発令されます。

今までは、『目の前の仕事が優先!いったん後回しにしよう』と先延ばしにしていました。

上司からは、『まだ終わっていないのか!?』と叱られ、期限ギリギリに提出するような状態でした。

 

そこで、この逆算スケジュールを試してみました。

①2週間後にPCデスク周りを整理整頓する

②1週間後までに書類の整理と掃除をする

③デスクから書類を全て撤去して、拭き掃除をする

 

すると、今日はこれをやろう、明日はこれ。

といった具合に、やるべき事を細切れにして少しずつ進めるようになりました。

整理整頓が終わると、上司に報告するのですが、どの部署よりも速く、トップレベルのスピードで報告できるようになりました。

もちろん、通常業務も遅れなく対応したうえで。

 

この成功体験は、僕の中でとても大きな財産になりました。

 

いかがですか?○○をやりなさい、とか、これやっといて、のような仕事には少なからず期限が設けられています。公に出ていなくても、依頼主の人には『このくらいには終わらせてくれるだろう』という期待値が含まれているのも事実。

 

いつまでに終わらせたらいいのか分からない場合、きちんと聞く習慣をつけましょう。

この仕事ですね。

確認ですが、いつ頃までに仕上がった状態になっていればよろしいでしょうか?

聞いておくことで、自分の状況も踏まえた対応の提案ができます。

忙しいのに、メチャメチャ過密スケジュールで進行しなければ間に合わない、となると、仕事の質は落ちるし、スケジュール以上のスピード感で対応しなければいけない場面に多々遭遇するでしょう。

 

お互いに仕事をスムーズに進めるために、『一応、聞いておくか』という気づきが重要なんです。

 

やるべき理由の追求

 

最後に『やるべき理由の追求』です。

 

頭ではわかっていても、行動に移せない最大の理由がココにあると僕は考えています。

 

行動に移せない理由。それは、『変わる必要性がないから』です。

それなりに我慢できる。耐えられないような苦痛ではない。だから、行動に移さないのだと本書では断言しています。

 

先程のテストの話で例えてみましょう。

校内順位が上がれば、行きたい学校への推薦がもらいやすくなったり、推薦とはいかなくても、合格するハードルを乗り越えやすくなりますよね。

 

それでも、勉強という行動に移せない。

それは、『目標としている学校に行くことを切実に望んでいないから』です。勉強しなければ、という危機感を抱けないのだ、という事です。

 

成功している人のほとんどは、『好きで継続した』か『そこにしか活路がなく、必死になって取り組んだ』のどちらかのストーリーが良く語られていますよね。

 

スポーツ選手なら、プロ選手に憧れて強豪クラブに入ったとか、自主練習でバッティングセンターに通い続けていたとか。

当ブログでも紹介していますが、歴史に名を遺した選手で野村克也さんというプロ野球選手がおられます。

野村さんのエピソードに、『やるべき理由』のエッセンスが強くいかされていますので、少し紹介させてください。

 

野村克也選手のプロ野球キャリア

・プロを目指していた理由が『プロ野球選手になって大金を稼ぐ事で、家族の生活を楽にしなければならない』というもの。

・テスト生として入団後、退団を言い渡された際、『ここでクビになるぐらいなら、帰りの電車で線路に投身自殺する。そのぐらいの覚悟でここに来たんだ。地元で送り出してくれた皆に申し訳が立たない。』と球団代表に直訴。

・猛練習を経て、球界を代表する打者へ成長。歴代ホームラン数は『世界の王』こと、王貞治氏に次ぐ2位。

・出場試合数も歴代2位と、選手としても長い間活躍したことで有名。

 

 

自分が、お世話になった両親への恩返しは、プロ野球選手になる事以外では成しえない。

その決意がこれだけの成績とたゆまぬ努力を続けてこれた要素なのでしょう。

 

野村さんの体験から得られることとして、『自己動機化』と『派生効果』の2つの視点を抑えることが重要だと分かります。

 

順番に解説していきましょう。

 

自己動機化

 

まずは、自己動機化について。

 

自己動機化とは、簡単に説明すると、『周りから言われる前に行動する』という事。

人間はとても頑固なもので、よっぽど大きな苦痛やストレスが加わらない限り、変わろうとしない生き物です。

よくあるのが、『会社を辞めようと思うんだけど、一歩前に踏み出せない』という話。

辞める理由にもよりますが、職場にいる苦痛やストレスがそれほど大きくない為、転職や他企業へ応募してみるという行動へ踏み出せないのです。

自己動機化を実現させるためには3つのステップを踏んで実践してみましょう。

 

自己動機化を実現する3ステップ

①変えたい習慣や実行したい決心をひとつ決める

②変化しない場合に起こりそうな恐ろしい状況をありありと具体的にイメージする

③実行したときに起きるプラスの変化を想像しながら、アクションプランを立てる

 

このステップをもとに、転職について考えてみましょう。

自己動機化の具体例

①実行したい決心:今から6カ月で転職したい!!

②変化しない場合に起こりそうな恐ろしい状況:営業不振で給料が上がらないかも?人員削減に会社が踏み切るかも?

③実行したときに起きるプラスの変化:年収アップ!新しい職場での挑戦が出来る!スキルアップ!

 取るべきアクションプラン:行きたい業界を絞る。引き継ぎする業務のリストアップ。

 

行きたい業界が分からないと、手探りで転職活動を進めなければならないので、業界を絞るというのは良い判断だと思います。また、引き継ぎする業務のリストアップも視点として良いですね。

自分がいなくても、組織は運営を続けていかなければならないので、自分の業務が何で、周囲から見たら何が分かりにくいのか?を考えながら業務にあたることが出来ます。

 

派生効果

 

次に派生効果について。

派生効果とは、『ある事が起こると、それをきっかけに大小問わず様々な影響が出る事』を指します。

設定した目標が達成されると、副産物的にいろんな影響、プラスの恩恵を得ることが出来るというもの。

発明王として知られる、エジソンは派生効果の威力をよく知った人物でした。

彼は1000回以上も失敗しながら白熱電球の研究を諦めませんでした。その足跡を本書では以下のように紹介しています。

 

限りなく繰り返される失敗の中でエジソンをささえたのは、「派生効果ノート」だった。彼はあきらめかけたときに、夢を実現した後に起こりうる派生効果を文章に整理した。白熱電球に関するアイデアを1ページで整理したら白熱電球の発明によって得られる派生効果に関しては、9ページにもわたって書き込んだ。

引用:後回しにしない技術 著:イ・ミンギュ

 

派生効果には、エジソンの実例から3つの効果が得られます。

 

派生効果の強力すぎる3つの効果

①仕事が面白くなる:将来与える結果を想像することで、『やるべき仕事』が『やりたい遊び』に変えられる

②動機ができる:短期的な成果だけではなく、長期的な派生効果があるため、あきらめにくくなる

③プライドが持てる:自分が最後まで努力する姿を想像することで『自分は途中で投げ出したりしない』と思える

 

3つの効果はいずれも継続するハードルを下げたり、自分のモチベーションを上げる、自己肯定感を高める要素となり、成長へつながることが実感できるでしょう。

 

まとめ

 

気持ちが行動へ与える影響は計り知れません。

特に決意という意味でのタイミングは、年末年始や勤続年数のような基幹的な節目が多いのではないでしょうか?

念頭に立てた目標に対して、実際の進み具合を確認するときに、具体的な行動例も含めた目標設定をしてみると軌道修正がしやすくなります。

例えば、営業で新規顧客10件獲得を目標にするなら、アポイントを取る会社を倍にする。それは1日で何件になるのか?といった具合。

 

せっかく心に火が灯ったわけですから、この機を逃すわけにはいきません。

目標を立てる際に、この記事の内容を少し意識してみてはいかがでしょうか?

 

まとめとしては以下の通り。

 

・行動できる人は『現在地の把握』と『やるべき事の最小化』が得意

・スケジュールは逆算して考える

・行動に移せないのは『さほど困っていない』から

・自己動機化と派生効果の要素でやるべき理由を追求

 

1つ行動に移して、完了させるだけでも、大きな自信につながるはずです。

 

参考書籍

 

 

 

 

後回しにしない技術 | イ・ミンギュ

 

【参考記事】

【無理に高めるな】何があっても「大丈夫。」と思える自己肯定感の教科書

夢をかなえるゾウ【人生を劇的に変える方法】

【生き残る技術】努力なくして成功なし

 

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