【実行力爆増!】先延ばしにしない行動力を身に付ける方法

アウトプット

 

今は忙しいから、後でやろう。

やる気が出ないから、そのうちやるつもりでいた。

 

そう思って、数日。期限が迫って、バタバタと対応することになって苦労した経験はありませんか?

実は、先延ばしにするクセは『技術的に改善可能』なんです。

 

仕事がデキる奴が特別なノウハウを持っているわけではなく、誰でも習得可能なスキル。

にわかには信じられませんが、僕が身をもって成功体験を得ていますので間違いありません。

 

これは、僕が特別な訓練をしたから身につけられたことではありません。

先延ばしグセが気になるあなたも、身に付けることが出来るスキルなんです。

 

ぜひ、あなたも実践して成功体験を手に入れてみませんか?

僕がこの成功体験を得たきっかけとなる一冊がこちら。

 

参考書籍

 

 

 

 

後回しにしない技術 | イ・ミンギュ

 

前回は決意編、という事でスケジューリングややるべき理由の追求について解説しました。

まだ読んでいない、という方はこちらから読んでいただくことで、本記事の内容をより深く理解していただけます。

 

それでは、いきましょう。

 

結論:『あとでやろう』は人生を破壊する威力を持つ

 

はじめに結論からお伝えすると、『あとでやろう』は人生を破壊する威力を持つという事です。

 

人生を破壊ってそんな大げさな・・・

 

と考える方もいらっしゃるかもしれません。

ところが1日24時間は誰にでも平等に与えられており、先延ばしにすればするほど、得られる成果も後から受け取ることになります。

取引先への返答も、遅くなればなるほど、『あの会社は取引をしているが、うちの事は何とも思っていないのだろう』と思われ、取引がなくなることだって起こりえるでしょう。

 

自分の将来を大きく変える可能性がある。

そういった意味では、『人生を破壊する威力』があると言えると感じませんか?

 

常にやった方がいいタイミングは今でしかありません。

この記事では、すぐにやった方がいい理由、意欲がわかないことに着手するコツ、締め切りのパワーを利用するの3つについて解説していきます。

 

実際に行動する上で、メリットがしっかりある事、さらに推進力を実感するための方法まで解説しますので、最後までお付き合い下さい。

 

すぐにやった方がいい理由

 

まずは、『すぐにやった方がいい理由』について。

 

出来るのであれば、先延ばしにせずにすぐにサクサクと進めた方が楽でしょう。

 

ですが、即断即決が良しとされている理由をきちんと理解していますか?

やれと言われているから、と思っているうちは改善は難しいかもしれません。

 

先延ばしにせずにすぐにやったほうがいい理由は大きく2つあります。

相手の好感度が上がる事と、選択肢が増える事。

順番に解説していきましょう。

 

理由①相手の好感度が上がる

 

理由の1つ目が相手の好感度が上がる、という点。

 

はじめにこんな例題を1つ。

あなたは締め切りに追われて仕事をしています。そんなときに2人の同僚が声を掛けてくれました。

A:忙しそうだな、○○を今から手伝ってやるから頑張ろう!

B:忙しそうですね、僕も□□の仕事が終わったら手伝いますので。

あなたはどちらの同僚に好感を抱きましたか?

 

多くの人はAさんに対して好感を抱いたでしょう。

ではその理由はどこから来たのか?それは、『今から手伝う』という言葉にあります。

Bさんはどのくらいで仕事が終わる目算が立つのか?手伝うにしてもどのくらいの時間、携われるのか?という実務面において分からない部分が大きいですよね。

 

ところが、Aさんの場合は、『今からやる』と言ってくれました。

困っているところにすぐ手を差し伸べてくれるAさんの優しさに好感を持つのは当然ですよね。

その好感の土台には、あなたが大切にされている、尊重されている感覚を抱いたからにほかなりません。

 

あなたが即断即決することで、相手に同じような気持ちや感情を持ってもらうことが出来るようになりますので、望む成果を達成しやすくなります。

 

理由②選択肢が増える

 

理由の2つ目に選択肢が増えるという事。

決意編でスケジューリングの重要性について解説しました。

 

ところが、いくらスケジュールをうまく組めても、1人では終わらない作業量である可能性もありますよね。

それを先延ばしにしていざやってみたら、膨大な時間がかかり、締め切りに間に合わなかった。

さながら、夏休み最終日に宿題をやり始める小学生のような絶望感を味わうことになるでしょう。

 

ところが、早い段階から着手していたらどうでしょう?

うまくいく部分と、検証や相談が必要な部分がある事に気づくことが出来ます。

あなた自身で解決が出来ないとなると、同僚や上司に相談したり、報告するという選択肢が生まれます。

相談された同僚や上司は『あなたから頼られている』という感覚が起き、スムーズに仕事を進められるようになりますよね。

さらには、周囲と意見をすり合わせた成果になりますので、提出先へも期待値以上のクオリティを保証できるでしょう。

 

選択肢が増えるだけで、仕上がりのクオリティや自分の管理能力がついてきたことを実感できるでしょう。

 

以上の2つの理由から、すぐにやった方があなた自身のためにもなりますし、組織のため、ひいてはお客様のためにつながるのです。

 

意欲がわかないことに着手するコツ

 

すぐにやった方がいい理由について解説しましたが、それでもこんな考えが頭をよぎってしまうでしょう。

 

やらなきゃいけない理由は分かっているんだけど

やる気が出なくて着手できないんだよなぁ・・・

 

それはよく分かります。僕も本書と出会うまでは同じような思考になっていました。

ですが、あなたがやろうがやるまいが、時間や締め切りは待ってくれません。

 

そのためには、先延ばしにせず、着手するコツを押さえておく必要があるでしょう。

押さえておくべきコツは2つあります。

順番に解説していきましょう。

コツ1.やる気がでないからやらないは間違い

 

まず、『やる気が出ないからやらない』というのは間違いです。

僕も含め、皆さんも口にしたことがあるのではないでしょうか?

『宿題やらなきゃいけないけど、やる気が出ないから今はゲームや部活を優先しよう』

 

これ、実は間違いなんです。

厳しいことをお伝えしますが、『ただの言い訳』でしかないという事になります。

 

やる気は脳から出る『ドーパミン』という物質が増えることで起きるものになります。

じゃあドーパミンはどうやったら増えるのか?答えは、行動する事です。

 

結局のところ、先延ばしにしているうちは、やる気なんか出ません。

やる気に頼っているうちは、実際に行動を起こせませんし、締め切りに追われる現状を変える事はできないでしょう。

 

そこで、次のコツが超重要になります。

 

コツ2.小さなことから始める

 

やる気に頼って行動することがいかに危険かはご理解いただけたかと思います。

では、どうするか?結論、小さなことから始めましょう。

 

宿題を例に挙げますが、『全部終わらせよう』と思って手を出してはいけないという事です。

数学、英語、化学・・・と実際に出されている宿題の山。

これを終わらせようと思って、現実を目の当たりにすると、結局やる気の部分に戻ってきてやらずじまい。

それでは意味がありません。

 

じゃあどう考えるか?

極論ではありますが、1ページでもいいからやるか、と気を楽に持つことです。

実際に着手してみると、1ページどころか10ページも15ページも進むでしょう。

最初は5分のつもりで始めたが、ふと時計を見ると、30分も1時間もやれている事でしょう。

 

これは、最初のコツでもお話ししましたが、着手して作業することで、脳内からドーパミンが分泌されることでやる気が触発され、作業が継続できるという仕組みになっています。

 

あることわざで『始めたら半分だ』というものがあります。

物理的に半分になるわけではありませんが、心理的には当てはまる部分が多く含まれていると僕は感じます。

 

やらなきゃいけないことがあるのなら、小さく始める。

やり始めることで、やる気に火が付く事を知っているかどうかで、先延ばしグセを解消することが出来ます。

 

締め切りパワーを利用する

 

短期的な目線で見れば、小さなことから始めるというのはとても効果的です。

ところが、やるべき事にはプロジェクトや新規案件の立ち上げなど、中長期的なものもありますよね。

 

何からやったらいいかわからない、他にもやる事があるような気がして、手が進まない。

中長期的に抱えている事案を進めるときは『締め切りパワー』を利用しましょう。

 

最近よく見る某筋肉系芸人のような勢いはとても重要ですが、ここで僕が重要だと主張したいのは『2つの締め切りを作る』という事です。

 

詳しく解説していきましょう。

開始デッドラインと締め切りデッドライン

 

2つの締め切りとは、開始デッドラインと終了デッドラインの2つ。

開始デッドラインというのは、『いつ始めるのか?』

終了デッドラインというのは、『いつ終わらせるのか?』

 

この2つの締め切りを有効活用しましょう。

終了デッドラインのいつ終わらせるのか?というのは、周囲が決めた締め切りではなく、あなたが終わらせると決めた締め切りになりますので、そこだけご注意を。

 

この辺りは、逆算スケジューリングに通じるものがありますね。

スケジュールはやる、と決意するもの。締め切りは『決めた以上守るもの』ですので、必死に取り組もうとします。

なぜなら、締切に間に合わない=信用を失うことに繋がることを潜在的に分かっているから。

 

本書では『極端に言ってしまえば、締め切りとは、家が火事になったのと同じこと』と表現しています。

確かに、家が火事になっているというのに、『そうですね・・・』と悠長に考えている時間はありませんよね。

真っ先に家から飛び出さなければ、命の危険にさらされてしまいますから。

 

ここからは、具体例と締切が持つ魔力についてさらに深堀していきましょう。

 

締切を有効活用する具体例

 

〇月1日。あなたは、取引先へのプレゼン資料を同僚4名と協力して作成することになりました。

取引先への提出は〇月15日。猶予は2週間といったところ。

そこで、開始デッドラインと終了デッドラインを用いた締め切りと逆算スケジューリングの手法を用いて以下のスケジュールを作成しました。

 

 

提出3日前には上司への最終確認が取れ、中間でも報告を入れることで、報告後の手直しのロスを極力減らし、締め切りに余裕をもって取引先へ提出することが出来ました。

今回のスケジューリングは、進み具合を確認する部分を多めに設けたことで、遅れの修正がやりやすいスケジュールのように感じるのではないでしょうか?

 

このように、締め切りは有効活用することで、取引先へも部署内でも、あなたへの信用を確立する大きな手助けとなるでしょう。

 

締切が持つ恐るべき魔力

 

締切が持つ強力なパワーを体感していただけたでしょうか?

ところが、締め切りというのは、使い方を間違えるととんでもない落とし穴にハマることもあるのです。

 

例えば、あなたは月曜に研修を受けました。研修から戻ると、上司からは研修内容についてのレポート提出の指示がありました。

提出は来週の月曜。つまり1週間後です。

準備期間として、人によっては妥当と感じる人も、短いと感じる人もいるでしょう。

ここに締め切りの魔力が隠されています。

 

それは、『締め切りに合わせて仕事を始める』という点です。

パーキンソンの法則 とも言われますが、一般的には仕事は与えられた時間を残らず使い切ろうとする傾向があります。

仕事で成果が出ないのは、時間がないからではありません。時間がありすぎるから、優先順位の低い仕事に手を出して自分の首を絞めているのです。

 

締切を意識する上で大事なポイントは3つあります。

小さなことから始める事、ハッキリと定義する事、重要な仕事は締め切りを公開する事の3点です。

順番に解説していきましょう。

 

小さなことから始める事

 

まずは、小さなことから始める事。

家の掃除なんかでも同様の事が言えますが、必要なものと不必要なものが床に散乱しているのに、床の掃き掃除をしようとは思いませんよね。

始めるなら、身の回りにあるものが必要なのか?不要なのか?を分別して捨てる方が先になります。

そうでないと、トータルで収納するスペースがどのくらい必要なのかが分からないですし、物があるせいで掃除したいところに用具が届かないなんてことがザラにあります。

 

仕事でも同じことが言えると思いませんか?

いきなり入社初年度から、売り上げを昨年と比較して倍にしてやろう!と意気込むのはやる気がみなぎっていていいですね。

ですが、実現可能かと言われれば、ぶっちゃけかなり厳しいでしょう。

 

では、何から始めなければいけないかというと『業界を知る』事が最重要ではないでしょうか?

食料品であれば、円安の影響を受けて割高になる事で、販売促進や周辺店舗の動向が気になりますよね。

であれば、近くのスーパーはどんな値付けをしているんだろうか?とかどんな商品を取り扱っているのだろうか?とか。

そこと差別化するために、自分の職場でできることは何だろうか?と考える事で、実際にやるべき事が見えてきます。

 

大きな目標を掲げることは重要ですが、そのためには中間地点にある達成ポイントを通る必要があり、中間地点に到達するためにやることが最優先となるはずです。

 

小さいことからやることで、達成することによって意欲的になっていきます。

それが自信につながって、新しい行動を起こすことに抵抗がなくなっていくはずです。

 

ハッキリと定義する事

 

次にハッキリと定義する事。

いつ、何をするのかをしっかり決めておくことがとても重要です。

例えば、『売り上げを伸ばすために何をするべきか意見を聞きたい』と部下2名に聴いたとしましょう。

 

A『伸ばす部門を決めて、来週ぐらいにはご報告します』

B『1週間後の14時にお時間をいただけないでしょうか?』

 

どちらの方が決心が強く、実際に行動に移せそうかは明らかですよね。

やる、と決めて行動するのなら、いつという時系列、何をするのかという内容。

この2つをハッキリと定義してから動き出すと、イメージと違った時に原点回帰できますので、やり直しなどの手間がかからなくていいですよね。

 

重要な仕事ほど締め切りは公開する事

 

最後に、重要な仕事ほど締め切りは公開する事。

 

暗黙の了解、とお互いに黙ったままだと、自分にとっても相手にとっても優先順位が高いのに、実行されなかった時のリスクが大きいととらえることが出来ます。

 

つまり、後回しにしてやらなかった結果、自分だけではなく、相手にも迷惑がかかるという事です。それはさすがにまずい。

そこで、相手や周りに宣言してしまいましょう。

 

締め切り3日前までに大枠を決めて、最終確認で終わるところまで

僕がやっておきます!

 

相手にそう言ってしまう事で、『やらなければいけない』という状況を社会的に作ってしまいましょう。

一度宣言したことを撤回するのは、迷惑がかかるのではないか?と思ってしまい、一貫した行動をとろうとする心理効果があります。

当ブログで紹介している『コミットメントと一貫性』という記事で解説しているので、詳しく知りたい方はそちらをご確認ください。

 

まとめ

 

先延ばしにした将来に待っているのは、『やっておけばよかった』という後悔だけ。

それだけで、あなたの人生の選択肢を大きく減らしているかもしれないと感じませんか?

例えば、バンジージャンプを体験したいと小さい頃からずっと思っていて先延ばしにした結果、寿命を迎え、死に際になったとします。

あの時、バンジージャンプを体験する機会をどうして作らなかったんだろう・・・と死に際に後悔するになります。

 

先延ばしにしてしまう、というのは『先取りして進めるやり方を知らない』から起きてしまう弊害とも言えます。

本記事を参考にして、小さな行動1つからでも始めてみませんか?

 

参考となった書籍は以下の通り。

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参考書籍

 

 

 

 

後回しにしない技術 | イ・ミンギュ

 

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