おいでませ。
ぼんちゃん(@bonchan0433)です。
この記事では、こちらの本を紹介しています!
何があっても「大丈夫。」と言えるようになる自己肯定感の教科書(中島 輝氏著)です。
こちらの本は、1万2000人を救った心理カウンセラーの中島 輝氏が書かれた、タイトルの通り、『自己肯定感ってなんなの?』という疑問に答える教科書のような一冊になっています。
タイトルにもあるように、本書の結論は『無理に高めなくていい』という事です。
自己肯定感を高める本が多数出版されている今、『高くないとダメ』な風潮を真っ向から否定する一冊。
ぜひ最後までお付き合いください。
それでは参りましょうっ!
自己肯定感って何なの?
そもそも自己肯定感って何?
言葉だけはよく聞くけども・・・
自己肯定感とは、『自分が自分である事に満足し、価値ある存在として受け入れられる事』を指します。
もう少し簡単に言うと、『自分に〇!』と文字通り自分を肯定、受け入れる事です。
単語として耳にすることはあっても、具体的な意味合いや対処法など、実際の生活に活かされている実感はあまりないのではないでしょうか?
それもそのはず、自己肯定感という名前が先走りしていて
僕たちが『自己肯定感ってどんな感覚なのか?』というのを知らなさすぎるのです。
ここから自己肯定感についての意外な事実に触れていきます。
自己肯定感はブレる
リア充みたいに自己肯定感めっちゃ高くなんかならないよ・・・
そもそも、自己肯定感がずっと高い状態の人はいません。
これはどんなに自己肯定感が高くても、ちょっとしたミスや恋人と喧嘩した後など、誰しも一時的に気持ちが落ち込んでしまうからです。
それでも常時高く見える人がいるとしたら、それは『自分の自己肯定感の状態を知っている人』か、『自分の行いが与える影響を良くも悪くも考えない人』なのでしょう。
ここで重要なのは、以下の点を知る、理解するという事です。
・自己肯定感は上がったり下がったりする
・今、自分の自己肯定感がどんな状態になってるのか気付く
日常の中で言葉では表現できないような不安や心配も、『自己肯定感が下がっている』と気付くことが出来れば解放されるのです。
人間の感情は、どん底のマイナスから一気にプラスには転換されません。
一度、普段と同じフラットな状態に戻ってからプラス、もしくはマイナスの方向に上下します。
なので、『一喜一憂しない』考え方をおススメします。
嫌なことがあって自己肯定感が下がっても、嬉しい事があって自己肯定感が上がっても、
ささいな事で自然とフラットな状態に戻ってしまうからです。
しかも、上がりっぱなし、下がりっぱなし、それぞれに考え方の傾向が出ます。
それが以下の通りです。
ポジティブな状態が続く |
・自分が大好きになる ・少しでも自分の考え方にケチがつくと 怒り、傷つき、反抗する |
ネガティブな状態が続く |
どうせ私なんて・・・と自分の事を否定的になる フラットな状態に戻りにくくなる |
どちらも対人関係に支障が出かねない反応ですよね。
この心構え、めっちゃ大事です。
一瞬で高められるし、じわじわ高められる
いやいや、一瞬で上がるわけないでしょ・・・
そんないきなり自分の事、受け入れられないよ
先程、一喜一憂しない考え方をご紹介しました。
もう少し詳しく解説すると、『下がりそうになったら早いタイミングでフラットにする』というのが大事なのです。
こちらの図をご覧ください。
Bのようにどん底に下がった状態から高まっていくのは時間がかかります。
加えて、その間に嫌なことが起これば、より自己肯定感が低くなっていくでしょう。
ところが、Aのように『嫌なことがあった瞬間』に考え方、言葉づかい、行動を変える事で
Bと比べて楽にフラットな状態に戻ることが出来るようになります。
これが、『一瞬で高まる』という意味です。
一瞬で高まる、とじわじわ高まるという表現こそしましたが、具体的な方法としては以下のように違います。
一瞬で高められる |
ちょっと自信がない、少し嫌なことがあった、考えがうまくまとまらない等、 瞬間に対して行うテクニック |
じわじわ高まる |
一瞬で高められるテクニックを通して、ブレない軸を作るトレーニング |
つまり、『自己肯定感が下がった瞬間にフラットな状態に戻す習慣を身に付ける』というイメージですね。
ムリに高めようとしなくてもOK
こっちは自分なんて、って悩んでんだよ!
何てこと言ってんだ、ぼんちゃんよぉ!
まぁまぁ、落ち着いて。
これにはちゃんとした理由があります。
そもそもどのようなシチュエーションで自己肯定感が下がるでしょうか?
あのとき、あんなミスしなきゃ今頃・・・
あいつ、仕事でうまくいってんな、それに引き換え、俺ときたら・・・
こんなシチュエーションの時、自分自身をいいね!と受け入れる事が出来ない事、ありませんか?
自己肯定感が低い、というのは『過去の失敗や他人との比較』が原因で下がりやすいのです。
過去の失敗にとらわれている自分に『よくできた』と肯定的な言葉をかけられますか?
他の人と比べて自分はどうせ・・・と思っている自分に『いいね』と褒めてあげられますか?
自己肯定感は、あくまでも『自分を受け入れていく感覚』です。
ま、いいかとあえて割り切る事が大事です。
そうする事で、自然と忘れていくように脳が出来ていますから。
ぼんちゃん’s Point
本書を読んでの僕が感じたポイントは『やめる勇気』です。
自己肯定感が動く瞬間って、自分のイメージと実際に起こる事のギャップに気付いた時です。
高くなるならそれに越したことはないですが、低くなる場合、そうはいきません。
自分のみならず、相手にも影響が出る場合がありますから。
だから、『その時に原因になっていることをあえて考えない』のです。
やってられるかぁー!
もう、考えるのやめた!
一見、思考停止しているように聞こえるかもしれません。
ですが、『今、この瞬間』に考えるべきことはそれですか?
頭の中にいる事で、生産性の高い時間の使い方が出来ますか?
だいたいは『引きずっていて振り切れていない思い』です。
振り切らないと、仕事であればミスに繋がります。
プライベートであれば、前に進めなくなってしまいます。
それでは、下がった自己肯定感をフラットな状態に戻せません。むしろさらに下がります。
だから、抱えすぎずに一度、頭の外に逃がしてしまいましょう。
まずは目の前の瞬間をフラットにする。
その後、少しずつじわじわと高めていきましょう!
まとめ
いかがでしょうか?
自己肯定感と聞くと常に前向き、陽キャのような思考をイメージされるかと思います。
ですが実際はそうではなく、『いかにフラットな状態を維持するか?』が重要な考え方であると気付ける一冊でした。
まとめとしては、
- 自己肯定感は『上がったり下がったりする』
- 一瞬で高められるし、時間をかけて高められる
- ムリに高めようとしなくてもOK
- やめる勇気、いかにすぐにフラットな状態に戻すかが大事!
本書には『自己肯定感チェックシート』もあり、自分の状態を知る事も出来ます。
また、自己肯定感を高める方法についても触れていますので、初めて自己肯定感についての本を手に取る方にもおすすめの一冊になっています。
言葉に出来ないモヤモヤが頭の中から離れないな・・・
という方はぜひ、本書を読んで
自分の中のモヤモヤを解消して
少しでも穏やかな日々を過ごすテクニックや知識を身に付けて頂きたいと思います。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
またお会いしましょう!
んでねっ!
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