お疲れ様です。
ぼんちゃん(@bonchan0433)です。
あなたはこんな経験ありませんか?
・メールの誤送信
・文書の誤字脱字
・数字のケタを間違える
・注意散漫で集中できない
・相手の話を聞いていない
おいおい、またかよ、と上司や同僚から冷たい目で見られる瞬間。
気まずいったらありゃしないですよね。
なくせるもんならなくしたい。
そう悩んではいませんか?
ご安心ください。
その悩み、僕が解決します。
何を隠そう、僕も新卒の頃、同じ悩みを抱えていましたし、それを解決させてきました。
だから大丈夫です。
そこでこの記事では
①うっかりミスはどうして起こるのか?
②どうしたらなくせるのか?
③僕がなくす為に実践した事
以上の3本立てでお送りします。
ではいきましょう!
うっかりミスはなぜ起こるのか?
そもそも『なぜうっかりミスが起きてしまうのか?』考えたことがありますか?
やっちまったなぁ・・・とミスした事実を受け入れるのはとても大事な事です。
でももっと大事なのはその後。
なぜそのミスが起きたのかと、今後どうしたら再発しなくなるのか。
まずはミスが起きる原因について掘り下げていきましょう。
ミスが起きる原因は『人は目ではなく脳で見ているから』です。
どういうことなのか、具体的に解説していきましょう。
見ている、という行為はもちろん『目』ないし眼球という器官を使っています。
ですが、目で見たものが何であるかを判断しているのは、『脳』です。
厳密には、目で見たものの情報が、視神経を通って脳に伝達されるのですが、専門的な話は置いときましょう。
つまり、注意をどこに向けるかで得る情報が変わるという事です。
実はこんな研究があるんです。
見えるものと見えないものがあるとして、黒いユニフォームと白いユニフォームを着た2チームが入り乱れて入場します。
それぞれのチーム同士でパスを回していく動画が1分ほど。
白いユニフォームのチームが何回パスするかを数えてください。
引用:目に見えないゴリラ
ネタバレになってしまいますが、この課題、実は注意を誘導するためのものです。
両チームと関係ないあるものに気付けたかどうか、です。
(引用先で既にネタバレ感が否めませんが)
この研究から分かる事は『聞かれたことに関連する情報に目がいく』という事です。
今回の研究の場合、『白いチームがパスした回数』を聞かれています。
そうなると、下記の情報に目がいきませんでしたか?
・白いチームの人数
・黒いチームの人数
・ボールの位置
・現時点でのパスの回数
こんなところですね。
これらの情報を一時的に脳内に記憶しておく必要があります。
その記憶されている場所が『ワーキングメモリ』になります。
ワーキングメモリというのは、脳内の作業領域、いわばテーブルです。
このワーキングメモリは一瞬で記憶しておくことが出来るメリットがあります。
その反面、並べられる情報は一時的にしか記録できない、記憶できる情報量が少ないというデメリットがあります。
そんなワーキングメモリに先程箇条書きで挙げた情報が広げられます。
え、黒いチームの事は考えなくていいんじゃないの?
良いところに気付きましたね。
実は、無視するのにもワーキングメモリを使っているんです。
(いわゆる注意抑制)
ここで話をうっかりミスに戻します。
『脳』に入った情報を正しく処理するためにワーキングメモリを使います。
その際、必要な情報、不必要な情報を脳内で選択してテーブルに広げている状態です。
ところがここに落とし穴。
実はワーキングメモリに入った情報は時間経過で忘れてしまうのです。
そのスピードは1時間で情報量の半分。めっちゃ早いんですよ。
しかも情報は次々と入ってきます。
自分の脳内で無意識に情報の取捨選択が行われている中、『うっかりミス』をなくさなければ、としているわけです。
この事から、『ワーキングメモリ』に余裕のない人ほどミスを誘発しやすいという事がお分かり頂けます。
余裕がない人に共通する傾向が2つあります。
それは『後悔と不安』、『外からの言葉によるプレッシャー』の2つです。
後悔と不安
後悔とは、『過去への後悔』。
不安とは、『将来への不安』という意味です。
あのとき、こうしておけばミスしなかった、とか。
自分の将来ってどうなっていくんだろう、とか。
あなたの頭の中に、少なからずある思考だと思います。
ですが、これが既に『ワーキングメモリを使っている』状態なんです。
例えるなら、狭い間取りの部屋に横綱クラスのお相撲さんが居座っている感じ。
これでは、必要な情報が入ってくるスペースがそもそもありません。
結果として、ミスに繋がってしまうのです。
外からの言葉によるプレッシャー
これはあなた自身の話でありません。上司や同僚といった周囲の環境の話です。
言葉のプレッシャーというのは以下のようなものが挙がります。
・絶対にミスするんじゃないぞ
・落とさずに運べよ
・こぼすんじゃないぞ
のように『ミスする事=悪』を助長するような言い方です。
このように言われてしまうと、気負ってしまい、ミスを誘発する原因になってしまいます。
加えて、脳は否定的な命令は拒絶する仕組みになっているという事も、根拠として挙げられますね。
本当に失敗してほしくないなら、『うまくいくイメージの言葉』を使いましょう。
・ここ、間違えやすいから、見積もりの金額をよく確認してね
・丁寧に運んでね
等ですね。
何かを頼むときにミスしてほしいわけではありません。
頼まれた側も、期待に応えたいと思っています。
故に自分の思考や希望を相手に理解できるように表現する、というのはとても重要なのです。
どうやったらうっかりミスはなくなるのか?
先程は周囲の環境に触れましたが、上司や同僚といった他人は変えることが出来ません。
ここでは、『自分自身でできる対策はないか?』という点に着目して3つ、紹介していきます。
頑張って見ようとしない
1つ目が『頑張って見ようとしない』という点です。
頑張って見ない、という事は『極端に視野を狭くしない』という意味です。
例として挙げられるのは、テーブルマジック。
トリックを見破ろうとすればするほど、視野が狭くなる事で『注意の死角』が生まれます。
これでは、死角から思いもよらぬ事が起こり、マジックが成立して驚く事になります。
これが、仕事になると、情報が抜けてしまい、ミスにつながるという悪い循環になってしまいます。
外からのプレッシャーという意味では『ミスしないように気をつけろ!しっかりしろよ!』という言葉を上司や先輩から言われることがありますが、これはむしろ逆効果です。
理由は先程もお伝えしたように、『否定の命令は受けない事』と『気負いを生む』からです。
更に、『ここでミスしたらどうしよう』という過去の失敗が思い出されてしまい、ミスを誘発しやすい3連コンボが完成するわけです。
注意の死角、外からのプレッシャー、失敗のフラッシュバック。
まさに底なし沼。片足でもはまってしまったら沈んでいく一方です。
ではここから抜け出すためにはどうするか?
対策としては、いきなりとりかかるのではなく、過程を確認するという事です。
注意の死角が生まれる、という事は自分が取りこぼしている情報があるという事。
そこで、過程を確認する、という事が大事になります。
AをやってBをやる、Cの結果を確認して報告する、といった具合です。
過程が分かると必要なもの、気を付けるべき要点が抑えられるようになります。
あれ?Aをやる時ってこれがいるよな・・・
どこから調達すればいいんだ?
Bは前にやったときに○○を間違えたから
入力するとき注意しなきゃな!
のように、その仕事を引き受けた時に
・仕事を終わらせるために必要なもの
・自分が過去にミスした部分
・ミスせずに終わらせて成功する自分(成功するイメージが成功率を上げる)
という点を前もって抑えておくことが出来るので、ミスする確率がグンと下がります。
注意の無駄づかいを減らす
2つ目は『注意の無駄づかいを減らす』という点です。
これは、『頭の中に残っている情報』を減らして、『新しく欲しい情報』が入ってこれるスペースを作る、という事です。
具体的な方法ですが、シンプルに書き出す、話すといった『アウトプット』しましょう。
たったこれだけ?と侮るなかれ、その効果は計り知れません。
まず、先程お伝えしたように新しい情報が入れる余裕が生まれる事。
更には、書き出す事で目で見て確認しながら進めることが出来るようになります
頭の中に入りきらなかった、勘違いといったミスの原因を潰し込むことが出来るようになるため、ミスを減らす資料に早変わり。
結果として、情報が頭に残りやすく、注意が向けやすくなり、ミスの誘発も減ります。
やったことはシンプルながら、ばんばんざいというわけです。
基本を徹底する
ミスしてしまう、という事は『意識していないと出来ない事』が多いという事。
意識している=ワーキングメモリの容量を使っているという事でもあります。
という事であれば、基本的な部分を無意識でも出来るぐらいに徹底しましょう。
それが土台となって、無意識でできる事が増えていきます。
結果的に新しい情報や知識が入ってくる余白が生まれ、ワーキングメモリに余裕が出来るようになっていきます。
ぼんちゃん’ずPoint
僕が実際にやっている対策としては、『メリハリをつける』という点です。
常時気を付け続ける、というのは集中力をものすごいペースで消費していきます。
そこで、一日のスケジュールを確認して、『ここは絶対にミスできない!』というポイントになる部分を2~3個ピックアップします。
そのポイントで注意すべきポイント、ポイントで実際に取るべき動き、流れをまとめます。
まとめる方法としては、紙に書き出したり、スマホのスヌーズに設定したり。
そのまとめたものを対応するときに確認します。
必要な事は先にアウトプットして、必要な時に持ってくる。
これで少しずつではありますが、ミスは減ってきています。
まとめ
いかがでしょうか?
うっかりミスはなくそうと思ってもなかなかなくなりません。
『次、気を付けよう』で済ませがちですが、再発頻度が高い傾向にあります。
何が良くて、何が悪かったのか。
失敗は繰り返さない為の経験です。
同じシチュエーションに出くわしたときにミスなく対応できるように頑張りましょう。
うっかりミスが起きてしまうのは、
『ワーキングメモリの容量に余裕がないから』です。
それを解消するためには、頑張って見ようとしない、注意の無駄遣いを減らす、注意するポイントにメリハリをつける、の3つの対策がおススメです。
少しづつミスを減らして、自信につなげていきましょう。
今回はここまで。
また別な記事でお会いしましょう。
ではではっ!
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