【アドラー心理学①目的論】問題を解決させたいなら過去も他者も関係なし!

今回は、2013年に出版され、本の売れないこの時代に

累計200万部を売り上げた名著、

『嫌われる勇気』についてご紹介したいと思います。

 

この本は、フロイト、ユングと並ぶ心理学の三大巨匠とされている

アルフレッド・アドラーが提唱するアドラー心理学についてつづった著書になります。

 

人間の悩みはすべて人間関係が関係している、と提唱し、

悩みを解決させるためには承認欲求を捨てなければならない!と

強く主張しています。

 

僕自身、この本を読んで人間関係に関するストレスや悩みを軽減できていると実感しています

 

自分に自身が持てない、劣等感が消えない方にぜひ一度読んで頂きたい一冊になっています。

 

本を読むのはちょっとしんどい・・・

そんな方の為に3回に分けて本の内容を解説していきたいと思います。

 

今回は原因論の否定、すべては目的論、というテーマについて

解説したいと思います。

原因論の否定、すべては目的論

 

アドラー心理学では、人の行動に原因はなく、目的がある、

と主張しています。

 

目的論、というのは何かしらの目的に沿って、言動して生きている、という意味ですね。

 

日常的なシーンを例題にしてみましょう。

 

例題1:帰宅時のシチュエーション

 

あなたが自宅に帰ると、妹が母親に叱られているところを目撃しました。

 

あなたはその様子を見てどう思いますか?

 

さて・・・いかがでしょうか?

 

大抵の場合、『テストで悪い点取ったから怒られてるのかな?』とか

 

『母親を怒らせるような事をしてしまったのかな?』というように

 

妹が○○だから△△のように、原因があったから叱られている

と考えてしまうと思います。

 

アドラー心理学では、このような原因があるからこうなった、

といった考え方を否定しています。

 

ではどのように考えるのでしょうか?

 

『母親は○○という目的があって叱っている

 

という考え方、着眼点になります。

 

例えば・・・自分の言う事を聞かせたいから、とか妹の正論に対して上から抑えつけたいから、とかですね。

 

このように、原因があるから行動しているのではなく、目的があるから行動しているわけです。

 

別な例を見てみましょう。

 

例題2:夕飯での一幕

 

実はこないだのテストで

赤点がいくつもあって・・・

 

このように妹がテストの成績が芳しくなかった事を

家族の夕飯時にみんなに話したとしましょう。

 

『どうしてちゃんと勉強しておかなかったの!?』と激昂する母親と

『まぁまぁ、次のテストでは赤点を減らすんだぞ?』となだめる父親。

 

家族の中でよく見られる掛け合いだと思います。

 

ですが、この掛け合いの中にもアドラー心理学のエッセンスが含まれています。

 

赤点を取った、という出来事に対して、

『勉強させよう、と強く命令して抑えつけたい』という目的であれば

声を荒げて怒鳴ってしまいますし、

『また赤点を取らない為にどうしたらいいか、気付いてほしい』という目的であれば、冷静に諭してくれるでしょう。

 

いずれも親心故の態度なのかもしれませんが、なかなか難しいですよね・・・。

 

この事から、目的が行動を起こさせている、という事がお分かりいただけると思います。

 

暗い過去に縛られない

 

ここまでの内容で、原因ではなく目的があって行動する、という事が

お分かり頂けたかと思います。

 

原因と同じような意味合いで、過去やトラウマ、というワードが

出てくるかと思います。

 

アドラー心理学では、トラウマの存在をはっきりと否定しています。

こちらもよく聞くシーンを例に見てみましょう。

 

例題:性格

 

僕は昔から一人っ子で暗い性格だったから・・・

友達とうまくコミュニケーションが取れないんだ・・・

 

あなたはこんな人を見てどう思いますか?

 

 

さて、いかがでしょうか?

僕も幼少期はこんな感じでしたが、今はこんな内気な性格ではないです。(笑)

 

僕の話は置いておくとして、声をかけてあげなきゃとか、そんなの知らんよ、という人までピンキリじゃないかと思います。

 

でも、原因論の部分でも触れましたが、僕が○○だから△△のような

過去に縛られている状態になっています。

 

では、この男の子はどうしたらよいのでしょうか?

 

怒られたり、無視されるかもしれない、といったリスクはあるかもしれませんが、笑顔であいさつをするとか、声を掛ける所から始めていければよいのではないでしょうか?

 

何もすぐにスラスラと会話できるようにならなきゃいけないわけじゃありません。

 

自分のペースで少しずつ周りと関わっていける雰囲気を作っていければそれでいいのです。

 

同様に別な例題を見てみましょう。

 

例題2:結婚生活

 

去年結婚したものの、父親のDVで両親が離婚してるし

これから幸せな結婚生活なんてできっこないよな・・・

 

この人を見て、あなたはどう感じますか?

 

 

そんなことないよ、と励ましたり、このリア充が!と皮肉ったりと思う部分は多いかなと思います。

 

これも先程の例題と同じで、僕が○○だから△△のような

過去に縛られている状態になってしまっています。

 

同様に、この男性はどうしたらよいのでしょうか?

 

本当に結婚生活を充実させたいのなら、

この瞬間からパートナーを今までよりもっと大切にしていく事が

重要ではないでしょうか?

 

ここまで二件の例題を紹介しましたが、

『結局、その人がどう捉えるか?』でしかないのです。

この本にはこんな一文があります。

 

『辛い出来事や経験が人格形成に及ぼす影響はゼロではない

 しかし大切なのは、それによって何かが決定されるわけではない』

 

つまり、『何があったか』ではなく、

『どう解釈したのか?』という事です。

 

僕自身の経験を少しご紹介します。

 

幼少期は、口下手で友達も少なく、得意分野については猛烈に話せる、所謂オタクみたいな気質がありました。

 

僕は人見知りだし話すのもうまくないから新しい友達なんか作れっこない・・・。

 

働きだしても、うまくなじめないだろう・・・

 

そう考えていました。

 

ところが、高校を卒業し、社会人として働き始めたとき、同僚や先輩方のおかげか、2年目には周囲の方々と冗談を交えながら話が出来るようになっていました。

 

4年目になるころには、自分から声をかけるようになっていました。

 

今では、転職を成功させ、人と接する事を仕事として選択するようにすら変わっていったのです。

 

自分でも、幼少期を振り返ったときに『ものすごく変わったなぁ』と思います。(笑)

 

補足:短所は見方を変えれば長所

 

ここまでの内容に少し補足させていただくと

『自分が見れば短所でも見方を変えれば長所にもなる』

という事をお伝えします。

自分に自信が持てない、劣等感が消えない、という考えの根本には

 

○○だから・・・というお考えがある事と思います。

 

例えば、そうですね・・・。

 

学校の授業に追いつけないから有名大学なんか受からない、とか。

端から見たら短所かもしれません。

でも、見方を変えましょう。

 

「このタイミングで、授業に追いつけていないと気付けた!」と

 

気付いたあなたはどうするべきですか?

 

先生や友人に分からないところを聞くとか、

勉強法についてネットで調べてみるとか、

次のアクションに繋がっていきます。

 

そして、自信が持てない、とか劣等感が消えないという悩みを持っている人は『自己分析力が半端なく高い人』なんですよ。

 

考えてみてください。

 

俺はこの人と比べたら劣ってるし、とお考えの方は

『この人との違いはここだから、ここを直せば追いつける!』

 

私は同じミスばかり繰り返してしまうし、とお考えの方は

『他の事はカンペキにできる!あとはここだけマスターすれば!』

と捉えられたら、少しでも視線が過去よりも現在、若しくはこれから先の未来に映ります。

 

後は過去を気にする自分と決別する覚悟があるかないか。

 

その一歩を踏み出して、違う世界へ踏み出してみませんか?

 

今回はここまで。

またお会いしましょう!

ではではっ!

 

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